オクターブの跳躍
ファルセットで意外性を演出する
跳躍という意味では、オクターブ上に跳ぶ演出も聴き手にハッとさせる効果があります。
ド→高いド ですね。
サビで裏声(ファルセット)でオクターブ上に跳躍させる。
それを前提に作曲することで、サビの「ヤマ」をあらかじめ決めてしまうことが出来ます。
作曲を逆算の発想で出来るようになれば、メロディーの全体像をたやすく構築することが出来るようになります。
あとは、メロディーが下の音程に「着地」するような場合、その着地点をオクターブ上に持って行けないか考えたりします。
うまくいけば、カッコいい感じに決まるでしょう。ダサイ感じに聞こえる場合は、却下でしょう。
このカッコいい「感じ」の「感じ」こそ、作曲者それぞれのセンスということになります。
フィーリングと言うと何だか適当な言葉に聞こえますが、人間の脳は蓄積されたあらゆる情報を一瞬で統合して「~な感じ」という感覚を導き出すそうです。
それがまさに人それぞれの「センス」なんですよね。だから人それぞれ、まったく違う音楽を生み出せるわけです。
オクターブの跳躍は、ここぞという時に使えるワザですね。
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