メロディーの作り方
音程の引き出しを増やせ
音程が生み出す感情を的確に捉えることは、歌の情感、歌詞の世界観、サウンドメイクの方法、すべてに通じていく根本だと言えるかもしれませんね。
ミ→ファ→ミ→レ→ド
って動くことで、なんか切ないなぁ
ド→レ→ファ
って動くことで、なんかかわいい響きだなぁ
という風に、どういう動き方でどんな感情を感じるか。
この引き出しを増やしていくことで、音楽全般のスキルは確実に上がっていきます。
最初のうちは「なんか」「なんとなく」でいいんだと思います。そのメロディーの動き方を自分がどう感情として感じ取るかが大切です。
このメロディーにはこう感じたから、自分の曲ではこう表現する。ということが、やがてオリジナリティーにつながっていくんですね。
だから音楽というものは、千差万別、無限のバリエーションがあるんです。
そして、そのうちにわかってくると思います。音楽が放つ感情が偶然の産物ではないということを。
「ガーリーでキャッチーな曲を作ってください!!」
ガーリー・・・女の子っぽい、かわいい感じか。
かわいい響きと言えば…
ド→レ→ファ の動き方、曲のどっかで使えないかな??
…とこんな感じの引き出しを増やすことです。
教科書は好きな曲
好きなアーティストやバンドの曲や、アッパーなダンスミュージックでもクラシックでも、とにかくなんでこの部分カッコイイんだろう、なんで悲しいんだろう、なんで気持ちいいんだろう、ということを音程移動の観点から考えていくことが大切です。
こう動くとカッコイイ。こう動くと感動的。
そのヒントが好きな曲にたくさん詰まっているはずです。
音楽において最高の教科書は自分が好きな曲です。
こう動いてたから、あの部分良かったんだ。
それを音程のメカニズムから探ることが出来れば、いつでも、どんなときも応用出来るようになります。
曲が放っている感情を汲み取る力は、作曲だけでなく、
作詞や歌、サウンドメイキング、はたまたミックスやマスタリングにさえも必ず生きてきます。
それぐらいすごく大事なことです。
音程がもたらす不思議。
その不思議な感情をどう感じ、どう表現し、どうアウトプットするか。
それがオリジナリティーにつながっていくんですね。
作曲
について
作曲の基礎
作曲の方法