コード進行の魔法。
コードから作曲する方法。
作曲の極意。
楽器を弾ける人も、弾けない人も「コード進行」というものを知ることで、作曲の幅が何倍にも広がります。
詳しくは弊社コンテンツでも解説していますが、
簡単に言えば、
コードを弾くということは、伴奏を弾くということです。
楽器演奏はせずにDTMで作曲している人は、
コードを打ち込むということは、伴奏を打ち込むということです。
最初は簡単な3和音のコードに慣れてください。
そして、その和音をいろいろな形につなげていくことで、コード進行が形になっていきます。
例えば、
C-F-G-C
C-F-G-C
…と、このように1小節単位でコードを変えながら伴奏を付けていきます。
演奏に慣れていなければ、コードを4分音符で
「ジャーン(C)、ジャーン(C)、ジャーン(C)、ジャーン(C)」
と4回弾けば1小節です。
2小節目は
「ジャーン(F)、ジャーン(F)、ジャーン(F)、ジャーン(F)」
と弾いてコードの流れを作っていきます。
どうですか?
コードを伴奏として弾くことで、その音に触発されて、メロディーが生まれやすくなりませんか?
鼻歌で作曲していた人も、実は無意識のレベルで、このコード進行を頭の中で追いかけていたはずです。コード進行のことがわからなくても、です。
好きなアーティストの曲の「流れ」というものが、自然に頭の中に入っていたんですね。
メロディーとコードは密接な関係にあって、その「流れ」をプロの作曲家たちは意図して作っていきます。意図して聴き手を感動させたり、切なくさせたり、楽しくさせたりするのです。
メロディーの引き出しを増やすことと同じくらい、
コード進行の引き出しも増やしていくこと、
それが作曲の極意です。
まずは、好きなアーティストの曲を
「コード進行の観点から」聴き直してみてください。
最初のうちは、なぜコードがこういう風に動くのかわからないと思います。
まだわからなくて大丈夫です。
ひとまず、曲の「流れ」として和音や伴奏の響きを覚えるのです。
ピアノを小さな頃から習っていた人は逆に、このコードという概念で少しつまづきます。
今までは楽譜で見て指で覚えていただけで、「どうしてこのように指を動かしていくのか」ということについて考えなかったからです。
この「どうして」という部分が作曲の要になります。
純粋な演奏とは方向性が違うのです。
曲というものは、ただ偶然が重なって出来ているわけではありません。コードをどのように組み立てて、メロディーをどのように導き出すか、これが作曲の真髄です。
コードの組み合わせが曲のストーリーになる。
コードは、C#M7とかGbsus4とかEbaugとか見慣れない記号がたくさん出てくると思います。これで嫌になってしまう人が少なくないので、最初のうちは「白鍵だけで作曲する」ということをやってみてください。皆さんが知っている「ドレミファソラシド」だけを使って作曲するのです。
使うコードは
「C」「Dm」「Em」「F」「G」「Am」「Bm7-5」
だけです。
「Bm7-5」はあまり使わないので最初は無視して構わないです。
「C」「Dm」「Em」「F」「G」「Am」
この6つのコードだけで無限に曲を生み出せます。
あとはその6つのコードをどのような順序で組み合わせていくか、ということだけです。組み合わせる順序で曲に様々なストーリーを与えることが出来ます。
この組み合わせ方については、 コード進行 について、弊社サイトで紹介しているので参考にしてみてください。
是非、コード進行というものを曲作りに取り入れてみてください。
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