作曲の極意

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音楽制作会社ネクスト・デザイン

 
 

 
 
 
 

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曲の構成

 

構成のバリエーションについて

 
 
 

Aメロ-Bメロ-サビ構成

 
スタンダードな曲構成としては下記のようなものが考えられます。
 
サビを盛り上げるための構成です。邦楽などはこの構成のものがほとんどです。
 
ポップスの場合
 

イントロ
Aメロ-Bメロ-サビ
Aメロ-Bメロ-サビ
インター(間奏またはDメロ、もしくはBメロ)
サビ-アウトロ

 
ダンスミュージックの場合 
 

イントロ(ボーカルアドリブなど)
バース-ブリッジ-コーラス
バース-ブリッジ-コーラス
インター(間奏またはブリッジ)
サビ-アウトロ

 
 


 

Aメロ-サビ構成

 
Bメロ(ブリッジ)がない構成です。
 
サビに向かって盛り上げるような露骨な展開を避けたい場合に有効です。主に洋楽に多く見られ、ブリッジなしでも成立させる作曲力を要します。比較的、高級なイメージを醸し出すことが可能な構成です。
 
名曲「You Raise Me Up」などはAメロ-A'メロの構成でサビにつなげています。Bメロに近いA'メロと言えますが、いかにも展開させるメロディーラインではなく、あくまでも自然なブリッジを担わせています。非常に高度な作曲性に満ちた名曲ですね。是非検索して聴いてみてください。
 
 

Secret Garden「You Raise Me Up」
James Blunt 「You're Beautiful」 など

 
 
ポップスの場合
 

イントロ-Aメロ-サビ
Aメロ-サビ
インター(間奏またはブリッジ)
サビ-アウトロ

 
ダンスミュージックの場合 
 

イントロ(ボーカルアドリブなど)
バース-コーラス
バース-コーラス
インター(間奏またはブリッジ)
サビ-アウトロ

 
 


 

Aメロ=サビ構成

 
Aメロこそが曲のメインテーマであり、その後に続くブリッジやサビに該当するパートはAメロを引き立たせるためのサブパートになることが多い構成です。
 
もしくはAメロが変形していってまたAメロに回帰するようなパターンです。やや古典的な手法ではありますが、Simon & Garfunkelの「Scarborough Fair」などはこのパターンです。
 

 
Simon & Garfunkel「Scarborough Fair」 など
 

 
ポップスの場合
 

イントロ-Aメロ(サビ)-A'メロ
Aメロ(サビ)-A'メロ
インター(間奏)
Aメロ(サビ)-アウトロ

 
ダンスミュージックの場合 
 

イントロ(ボーカルアドリブなど)
バース(サビ)-バース'
バース(サビ)-バース'-バース(サビ)
インター(間奏またはブリッジ)
バース(サビ)-アウトロ

 
 


 

ラップパート-サビ構成

 
邦楽であればJ-HipHop、洋楽であればR&Bアーティストをフィーチャリングシンガーとして迎えたHipHop曲などがこれに該当します。
 
全編を通して同じコードワークが用いられることが多く、曲の起伏はボーカルパートや歌の多重コーラスなどを入れることで工夫されることが多いタイプの構成です。
 

Jay feat. Alicia Keys 「Empire State Of Mind」など
 

 
HipHopの場合
 

イントロ-ラップパート-サビ
ラップパート-サビ
インター(間奏)
ラップパート-アウトロ

 
ダンスミュージックの場合 
 

イントロ(ボーカルアドリブなど)
ラップパート-コーラス
ラップパート-コーラス

インター(間奏またはブリッジ)
コーラス-アウトロ

 
 


 

サビ(メインセクション)のみの構成

 
邦楽ではあまり見られませんが、サウンドありきの海外ダンスミュージックなどではよく見られる曲構成です。「サビ」という概念は非常に日本的で下手をすると陳腐な考え方になってしまいますが、メインテーマとなるメロディーラインを基軸としてサウンドベースの骨格を与えられた曲は海外楽曲にとても多いです。
 

Daft Punk 「One More Time」など

 
 
 
主にダンスミュージック
 

イントロ(ボーカルアドリブなど)
メインセクション-シンセリフやフックなど
メインセクション-シンセリフやフックなど

メインセクション-シンセリフやフックなど

 



 

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