恋愛と音楽は同じだ
初心者の方に伝えたい
「音楽とはつまり、恋愛なんだ」
「恋人ができない=作曲ができない」である。

作曲や音楽理論がなんだか難しい話だなあと感じる方は、「恋愛」に置きかえてみてください。
人には誰しも異性に対する「好きなタイプ」というものがあります。
その好きなタイプというものは、遺伝子の宿命みたいなもので、あらかじめ自分の中にプログラミングされている情報なのです。なぜかわからないけどその人を好きになってしまう、という現象です。
宇宙の中で星がどのように動くかあらかじめ決められているように、僕たち人間もあらかじめどのように動くか決められていると見ることが出来ます。小さな好みからこれは譲れないという大きな好みまで、ほぼ一貫しているはずです。(人間には妥協という遺伝子に逆らうような行為がありますが、だいたい後悔することになります)
例えば背が高い人は、背が高くない人に惹かれることが多いそうです。これは遺伝子が未来への軌道を保つためにデータを標準化していこうという働きだそうです。似たもの夫婦の場合は、標準化しなくてもすでに遺伝子レベルで呼び合っているということですね。
遺伝子も我々の体の中で太陽系のように様々な星々によって構成されていて、生命という太陽の周りを回っています。僕らの中でもやっぱりフラクタルな現象が起きているのです。
フラクタルについてはこちら
音楽も同じです。
「好きなタイプ」は「好きな曲」ですし、「細かな好み」は「好きな音」、「譲れない好み」は「譲れないジャンル」になりますね。
これはすでに遺伝子レベルであらかじめ決められていると考えることも出来ます。
作曲がどうしてもうまくいかないという人は、彼氏や彼女が出来ない、恋愛がどうしてもうまくいかないということに似ていて、
■デートのマニュアルでガチガチに固めてしまっている
(つまり音楽理論でガチガチに固めてしまっている)
■何らかの事情で妙に妥協してしまっている
(自分の限界はここまでだ…など、頭で考えているだけの遺伝子に逆らった行動)
■自分さえ良ければいいと思っている
(音楽で言うなら聴き手不在の独りよがりで余裕のない曲です)
■明らかに身の丈に合わない高望み
(音楽で言えば出来もしないのにわかったようなことをしてしまう)
だいたいこのどれかです。
これらをざっくりトータルすると
「自信がない」
だからモテない。
つまり「思考」が邪魔をしてしまっているのです。
自然体じゃないということです。
恋人とうまくいく、仲良くなるというのは、突き詰めれば結局「自然体」が一番だということはよく言われることです。気が合う相手にはいろいろ考えたり気兼ねしないですよね。だから楽しいしずっと一緒にいたくなるわけです。
「思考」ではなく「遺伝子」でお互いに惹き合っているのです。理屈や計算だけで付き合えば、やがて離婚や破局が訪れます。人間は遺伝子には逆らえないということでしょう。
作曲で言えば、「なぜかやっぱり好きだ」というジャンルや曲を見つけ出すことです。
恋人を探すように。
自分の遺伝子の呼ぶままに。
こうなった時の我々人間はものすごい力を発揮します。音楽理論だろうが、センスを磨くだとか、音楽をもっと研究するだとか、たくさん曲を聴くとか、そんな労力は何でもない状態になります。集中力がものすごく高まった状態、テンションがブチ上がっている状態です。
これは好きな恋人に今すぐに会いたい気持ちだったり、喜んでもらいたくて、あるいは楽しさを分かち合いたくて、あれこれと二人のこれからを想い描くエネルギーにとてもよく似ています。
つまり、遺伝子のなすままに身を任せて、自然体で音楽に恋をするということが、そのまま作曲のエネルギーにも直結するということです。
■心から好きな音楽だけに没頭する
(恋人のことだけを思いつづける)
■無意識レベルで反応してしまう好きな音だけを聴きまくる
(恋人のすべてを知りたくなる)
■それ以外はすべてシャットアウト
(浮気はしない)
自然体で好きなものだから、
理屈抜きにして
「自信満々」な
楽しい好循環の状態に入っていく。
このゾーンに入れば間違いなく作曲力はブチ上げ状態に入ります。
恋愛だってこのゾーンに入れた人は
ブサメンだろうが、キモメンだろうが絶対にモテます。
キモかわいくて大好きだと言われるはずです。
キモいことが問題なのではないのです。
自分はキモいんじゃないかという自信のなさが負の連鎖を生むのです。
作曲も正の連鎖に入らなければ成果は出ないものなのです。
そういう風に遺伝子は、いやこの宇宙は出来上がっているのです。
自分の遺伝子が呼ぶ音楽だけに没頭してみてください。
そうすれば、間違いなくおのずから曲は生まれてきます。
そんな音楽に出会ったことがないって??
それはまだ出会っていないだけです。
今は存在さえ知らない未来の恋人と同じです。
妙な固定観念や思い込みは一切取り払って、
ただありのまま自然体で音楽を探す冒険に出てみてください。
子どもが夢中で見知らぬ町を探検するように。
その夢中な気持ちが音となってメロディーとなるのです。
それもそのはず、
音楽は自分の内面を形にするアートなのですから。
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